■ 【賢者的考察】 「これからの時代に必要な労働意識とは」

 皆様、こんにちは。
 
 寒暖の差が激しい昨今、
 いかがお過ごしでしょうか。
 
 日本経済へ暖かな日差しが振り注ぐ日々が続くことを願い、
 今回も、生活の基盤をつくる「働く」ということついて考えてみましょう。

 いまや、労働領域では、終身雇用は神話のようであり、就業形態や残業時間などの問題が
 顕在化しています。福祉領域では、医療費や介護保険の法改正が進行しています。
 経済が好転しない限り、一般生活者においての収入減・負担増は明らかでしょう。

 では、私たちは今後、どのように働いてゆくべきなのでしょうか。
 働き方への意識が問われている現在、ビジネス書の出版で強みを持つダイヤモンド社の
 WEB記事では、次のように述べています。

 「キャリアデザインを行う上での“技術”もまた重要だ。しかし、何と言っても、自分の人生の
 責任は自分にあるのだという、生き抜いていく覚悟のようなものがないと何も始まらない。
 まさに、志を持つ、ということが大切なのだ。」

 そして、

 「自分の弱みを克服し、キャリアデザインのための技術を得て、覚悟を持って歩き始める。
 しかし、それだけで人生がすべてうまくいくわけではない。現実には乗り越えなくてはならない
 様々な壁が、予期せぬところから現れることもある。これらの障害を克服するには、精神論だけ
 では不十分だ。そこには確かな武器も必要になる。」としています。

 今後はより一層の、自身の「志」と「武器」を併せ持つことの重要性が指摘されています。
 「当たり前」と思う方もあるかもしれませんが、こと会社員にとっては気をつけなければならない点
 とも思えます。
 
 なぜなら、長く企業勤めをしていたり、他の働き方を知らないと、所属する会社の看板やリソースを、
 自分自身の「武器」として妄信し、「志」を育む機会も失墜してしまう危険性があるためです。
 
 本来の武器はご自身の能力やスキルであるはずなのに、会社を武器と勘違いをし、
 この練磨を怠ると、「会社」という武器を急に取り上げられたら、自身は社会で何ができるのかと、
 誰だって途方にくれてしまうことでしょう。
 
 従ってそうならぬよう、揺ぎのない強い信念である「志」を今一度確かなものにし、
 そのためにご自身で何ができるのか、何が必要なのかを見極め、「志」を実現できる個人の武器を
 磨いてゆくことが、個々に求められているのではないでしょうか。
 
 そして、それこそが、今後の社会で活きるための秘訣とでもいえるのではないでしょうか。

 皆さんは、どのようにお考えでしょうか。

 以前に取り上げた「いずれ”サラリーマン職”は消滅するとしたら」とあわせまして、
 引き続き、考察を深めて参りましょう。

 【関連記事】

 「いずれ”サラリーマン職”は消滅するとしたら」

 【参考文献】

 定年後の人生を危うくする40代のNG行動
 -http://diamond.jp/articles/-/68411

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