■ 【賢者的考察】 「頭脳明晰な一年にするために」
皆さん、明けましておめでとうございます。 本年もどうぞ宜しくお願いいたします。 さて、皆さんは、今年はどのような年にしたいとお考えでしょう。 先日お話する機会を持ったご年配の方は、どうにも物忘れが 困る、頭の回転が鈍くなってきたというお話がありました。 皆さんは如何でしょうか。 物忘れについては、是非こちらのコラムも 参考にしていただければと思います。 ⇒ 一生ツカえる記憶力向上の知恵 さて、頭の回転が鈍くなるというのは、年配の方のみならず、 比較的若い世代においても悩むところかもしれません。 いつだって、頭をスッキリと明晰にしておきたいものです。 では、どうやって? 今回は、頭の回転を維持してゆくために、 日常的に私たちができることは何かについて考えてみましょう。 ■ 頭に良い活動その1:「散歩」 寒い時期や暑苦しい日は、億劫になる「散歩」。 その散歩は、頭脳を活性化することが、科学的にも立証されています。 「企業実務ONLINE」という、ビジネスパーソン向け専門サイトの記事によると、 散歩には下記のような効果があるとされています。 「散歩の効用は、歩きだして20分もすると体内に新鮮な血液が循環して、 からだの隅々まで行き渡る。それこそ毛細血管にまで新鮮な血液が循環するが、 その血液が運ぶのは新鮮な酸素である。」 「脳の前頭葉(オデコの部分で、大脳皮質の3分の1を占める)に 新鮮な酸素が送り込まれると、注意力・思考・意欲などが13%も上昇する。 これは実験で証明されていて、指の知覚さえも敏感になる。」 確かに、散歩(ウォーキング)した後は、体全体が活性していて、 作業をテキパキとこなせた経験があります。肉体的な健康維持にもなり、 また無料でもあることから、是非、日常に取り入れたいものです。 ■ 頭に良い活動その2:「新しいことを始める」 脳に刺激を与えることで、脳が活性化すると聞くと、それはそうだろうと思います。 ですが、どのような刺激を与えるかが重要なのだそうです。 頭を活性化させるために望ましい刺激とは、何か「新しいことを始める」ことです。 脳をイキイキと継続させためには、目新しいものや負荷のかかるエクササイズが 効果的だといわれています。 例えば、新たに語学を始める、ダンスを覚える、楽器に挑戦する、なども良いでしょう。 しかし、あまりにもキツイことは、続けるのも難しいですよね。 ですから、「新しいことをはじめる」をキーワードに、ご自身の日常で無理なくできることを 発見し、取り組んではいかがでしょう。 芸術的なことでなくとも良いのです。 先の、散歩のルートを、日替わりにするといったようなことでも、 脳の活性化に繋がるといわれています。 ■ 頭に良い活動その3:「食べ物」 からだ同様、脳の生産性を高めるには、健康的で栄養価の高い食べ物が必要です。 その代表格ともいわれる、DHAとEPAは、よく聞く言葉ですね。 それらは、オメガ3脂肪酸という言葉に括られ、栄養学では、健康のために 意識して摂るべき栄養素とされています。 これらの栄養素は、今やサプリなどでも手軽に摂取できますので、習慣づけしやすいでしょう。 ですが、ご年配の方や、「サプリはちょっと」という方は、是非、食材での摂取を 意識してみましょう。 オメガ3脂肪酸を含む食材は、たとえば、クルミ、卵、葉野菜、ニシンやサケ、マスなどの 脂分の多い冷水魚、そしてアマニ油やチーア油などが挙げられます。 これらの栄養素に関する詳細については、多数の関連書籍が発刊されていますので、 是非お手にとってご覧になると良いでしょう。 さて、いかがでしょう。 これらの活動は、皆さんの日常において、手軽に取り組みやすいのではないでしょうか。 しかし、何と言っても、これらの活動を継続することが大事です。 今年は、肉体的な健康維持のみならず、 頭脳や精神面での健康維持にも意識を向けたいものですね。
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