■ 【しあわせの手紙】 「僕と野球と家族」
「アウト!!」審判が言った瞬間僕の高校野球は終った。 それまで僕は毎日夜遅くまで個人練習して、朝も朝練を毎日した。 主将もしていてチームをまとめるの頑張った。そんな僕を家族はずっと支えてくれた。 毎日僕が夜10時に帰ってくるまでご飯を食べないで待っていてくれた事もあった。 「母さん今日ユニホームめっちゃ汚いから」そう言って母にユニホーム渡し それを母はいつも手洗いをしてくれた。 「父さんスパイク壊れた」そう言うと父はいつもスパイク代を払ってくれた。 その頃は「ありがとう」を言うのも恥ずかしかった。 だから僕は甲子園に出て親を連れてく事が1番の恩返しになると思った。だけど結果は2回戦敗退、はやすぎる負けだった。 その後帰りのバスで僕のケータイに母からメールが来た。 その内容は 「今までお疲れ様、あんたが頑張ってたのは家族みんなが証明するよ、 今日はあんたが好きなすき焼きだから泣き止んだら帰ってきなさい、みんな待ってるから」 僕は涙が止まらなかった………。 僕はこの家族の一員で本当によかった。 社会人になった今家族への感謝はあの事とかわらないくらい感謝してる。 だから親孝行もしてるつもりだ。 だけどまだ「ありがとう」を言うのは照れ臭いみたいだ。
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