■ 【人生とお金】 資産運用に係る、単利と複利、固定金利と変動金利の選択のポイント
 
    仮に100万円を金利年1%で何年間か運用した場合、
    毎年元本100万円に対して1万円の利息が付くのが単利です。

    一方、複利であれば100万円の元本が1年後101万円になるのは単利と変わりませんが、
    その翌年は101万円に対して1%の利息が付きます。

    このように、利息が利息を生んでいくのが複利運用です。
    同じ金利であれば、単利より複利のほうが資産形成には有利といえます。
    ちなみに金利年1%で10年後の元利合計額は、
    単利では110万円、複利では110万4,622円。

    30年後では単利130万円、複利134万7,849円となり、
    時間の経過とともにその差は広がっていきます(税金は考慮していません)。

    固定金利とは、契約時の金利が満期まで変わらないものをいい、
    変動金利は途中で金利が見直されるタイプをいいます。

    資産運用では、金利の高い時期に固定金利タイプを選び、
    金利の低い時期には上昇を期待して変動金利を選択することが鉄則です。

    この考え方を用いると、住宅ローンなどの借入の場合は、反対の選択となります。
 
    つまり、金利の低い時期には固定金利タイプを選び、
    金利の高い時期には金利の下降を期待して、変動金利を選ぶのが良いとされています。

    (日本FP協会「くらしとお金の知識」より) 

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