■ 【人生とお金】 通販の保険が割安な理由

    通販の保険は対面販売に比べて割安な傾向にあります。
    割安にできる理由は、「保険料」の仕組みを知ると理解しやすいでしょう。

    「保険料」は、大きく分けると「純保険料」と「付加保険料」で構成されています。
    純保険料とは、純粋に保障に充てられる部分です。

    純保険料の水準は確率統計に基づいて算出されるので、保険会社による差は僅かです。

    一方の付加保険料は、保険契約にかかるコストが含まれます。
    販売員の手数料や社員の給与、保険証券を発行・発送するコスト、
    新規契約にかかる書類や約款の諸経費、CMなどの広告費などが該当します。

    通販の保険は、人件費などのコストが削減できる分(付加保険料のカット)、
    割安な保険料を実現していると考えられます。
 
    また、同じ保険であっても、保険会社によって保険料に差があるのは、
    こうした付加保険料の差と考えてよいでしょう。

    ただし、通販が必ず安いとは限りません。保険種類が限られることや、
    同じ商品でも「健康体割引」や「非喫煙者割引」を選択できないこともありますので、
    通販のみならず対面販売も含めた複数社の中から、自分に合った保険を選択しましょう。

    (日本FP協会「くらしとお金の知識」より) 

日付0000-00-00 00:00:00