■ 【人生とお金】 老後に必要な生活費
 
    生命保険文化センターの「平成19年度 生活保障に関する調査」によると、
    夫婦二人で老後生活を送るために最低限必要な生活費は月平均23.2万円となっており、
    約3割の方が、「20?25万円未満」と答えています。

    また同調査で、ゆとりある生活費は月平均38.3万円となっています。

    仮に夫婦同年齢で60歳からを老後とし、
    夫婦とも60歳時点から平均余命まで人生をまっとうするとしましょう
    (夫82歳、妻87歳)。妻一人の生活費は夫婦二人の生活費の7割で計算します。

    この場合の最低生活費トータルを計算してみると、
    23.2×12カ月×(82?60)年+23.2×7割×12カ月×(87?82)年=約7,099万円となります。

    同様に、ゆとりある生活費で計算してみると、約1億1,720万円にもなります。

    ただし、実際どれだけの老後資金が必要となるかは、家計ごとに異なります。
    老後の開始年齢が徐々に遅くなる傾向にありますので、
    試算のように60歳とするかどうかもそれぞれでしょう。

    また、夫婦に年齢差があれば、試算結果は変わってきます。

    いずれにしても、より正確に老後の資金計画をたてるためには、
    ライフプランに沿った支出金額および老齢年金受給額や退職金などの把握は欠かせません。

    事前に分かる範囲で確認し、早めの対策を検討しましょう。

    (日本FP協会「くらしとお金の知識」より) 

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