■ 【人生とお金】 これから住宅ローンを組む方への注意点
 
    1:賃貸の時にかからなかった費用がある

    毎月の返済額を、これまで支払っていた家賃と同程度に決めてしまうのは避けましょう。
    賃貸時にはなかった固定資産税などがかかるようになります。

    また、マンションであれば、別途管理費・修繕積立費なども必要です。
    さらに、住居が広くなれば光熱費などの負担が増えることもあります。

    2: 定年退職前の完済を目指す

    月々の返済額を抑えようとすると、どうしても借入期間が長くなるため、
    完済の時期が遅くなってしまう上、総返済額も増えてしまいます。
 
    返済期間は無理のない範囲を年単位で検討しましょう。
    一般的には、年収の25%以内が無理のない返済範囲とされています。
    
    ただし、返済期間を短くしすぎても、
    月々の返済額が高くなり、将来教育費が多くかかる時期や、
    収入ダウンなどに対応できない恐れもありますので、無理は禁物です。

    住宅ローン設計を検討する際は長期的視点が欠かせませんので、
    キャッシュフロー表を作成し、途中、繰り上げ返済できる見込みがあれば試算しておくなど、
    最終的には現役の間に完済できるような" 返せるローン"を目標としましょう。

    3: 目先の低金利で金利タイプを選ばない

    変動金利や当初数年間固定金利タイプを選択すると、
    長期固定金利タイプよりも低金利が適用され、当初の返済額を低く抑えることができます。

    しかし、長い目でみたときには、将来の金利変動によっては、
    途中で返済できなくなる可能性もあります。将来金利が上がった場合、
    どのくらい返済額が上がってしまうのか、ライフプランにどう影響するかなど、
    事前にしっかりシミュレーションを行ってから選んでください。

    
   (日本FP協会「くらしとお金の知識」より) 

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