■ 【賢者的考察】 「人を幸せにするものは何か?75年間のハーバード大学による調査結果」
皆さん、こんにちは。 本日の関東では、20度半ばと、すでに初夏の様相を呈しています。 皆様いかがお過ごしでしょうか。 今回は、人類の永遠のテーマともいえそうな「幸せ」に ついて、ある調査結果を踏まえて考察して参りましょう。 さて、米国はハーバード大学に在学した268人の男性を対象に、 在学中のみならず卒業後も毎年健康診断と心理テストを行い、 「何が人を幸せにするか?」について、ひとつの調査結果を出しました。 研究は1938年に開始されてから75年間にわたって続けられている、 世界に存在する最も長期的な研究のうちの1つ。 あまりに長期的なため、さまざまな研究結果が出ていますので、ひとつひとつ見てゆきましょう。 1: 「暖かな人間関係」の測定で高得点だった男性58人の平均年収は14万1000ドル(1440万円)で、 概して点数の低かった男性31人よりも多かったそうです。 2: 「暖かな人間関係」を築けている男性の多くは、暖かな人間関係を築いていない男性に比べ、 専門的分野で成功を収めた 人達だったとのこと。 3: 母親との関係の暖かさは成年期に長期にわたって重要となり、幼年期に母親と暖かな関係が 築けていた男性は、そうでない男性よりも8万7000ドル(約890万円)も年収が高いとのことです。 4: 幼年期に母親との関係が乏しかった男性は、 老年において痴呆を発症する可能性が高い。 5: 一方で、幼年期における父親との関係は、成年期の不安や休暇の楽しみ、老年期における人生の 満足度とはあまり相互関係がなかったとのこと。 6: また、老年期における人生の満足度と幼年期における母親との関係にもあまり重要性は 見当たらなかったそうです。 7: また、金銭は生活に必要なだけ確保されていれば、それ以上は必ずしも幸せにつながるとは限らず、 むしろ、愛・思いやり・感謝・希望・信頼・寛容さなどのポジティブな感情が、人の幸福に効果を もたらすとされています。 8: ネガティブな感情はストレスに対する防御反応を生み出しますが、ポジティブな感情は ネガティブなものよりも人を拒絶や傷心に直接さらす恐れがあり、短期的に見ると、 ポジティブな感情はネガティブなものよりも、人間を より傷つきやすくするとのこと。 9: IQの値と幸せについての相関関係結果によると、IQ110から115の男性の間、 そしてIQ150以上の男性の間には収入の差はほどんどないとされています。 以上、海外にて、2000万ドル(約20億円)をかけた75年の研究によって様々な研究結果の抜粋ですが、 国籍、年齢、性別も関与してくると思うので、全てが現在の日本人にあてはまることはないでしょう。 果たして、皆さんはどのように思われるでしょうか。 【参照元】 http://www.businessinsider.com/grant-study-reveals-what-makes-us-happy-2013-4
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