■ 【人生とお金】 あなたは今、幸せですか?
 
  あなたは今、幸せですか?

  お金と幸せの関連性について、実は様々な専門家や
  研究機関が調査研究を行っています。実に様々な
  統計結果を元に、多様な結論が出されていますが、
  大方の報告の共通点は、次の2点になります。

 ・幸福度は収入の増加により上昇。しかし、ある程度の収入に達すると頭打ちになる。
 ・お金だけで幸せを買うことはできない。

  さて皆さん、今回の「人生とお金」は、全く違った人生を歩んだ2人の富豪を例にとり、お話します。

    1人はアメリカの伝説の大富豪「ハワード・ヒューズ」

    「地球上の半分の富を持つ男」と評される大資産家。
  
   彼は若くして、「地球上の半分の富を持つ男」と評される
   大資産家であり、起業家であり、冒険家。
   男前で、ハリウッド女優とも次々と浮名を流します。

   全てを手に入れてしまったような彼。

   しかし、彼の人生は、とても幸福と呼べるようなものではなく、
   どちらかと言えば、不幸な人であったと伝え聞きます。



   そしてもう1人が「バロン薩摩」と呼ばれた日本人、薩摩治郎八です。
 
  「バロン薩摩」は、フランスは花の都パリで30年間に渡り600億円と
  もいわれるお金を散財し、「東洋の貴公子」と呼ばれた伝説の日本人。
   
    その豪快な散財っぷりから、爵位は以て居ないにもかかわらず、
    バロン(男爵)とよばれました。
  
   薩摩治郎八は、大商家の三代目として誕生。しかし、さすがにパリでの
    散財で薩摩家は没落し、結局、彼は無一文になって日本に帰国。



  帰国後、彼はストリップ嬢の世話係としてストリップ劇場に住み込み、そこでストリップ嬢にパリの社交界の
  話をするなど、大法螺吹きのおじいさんとして人気者に。

  無一文になっても、今までと同じ様に楽しく幸せに人生を過ごしたようです。

  この2人の生き方からは、

  「幸せな人はお金が有ろうが無かろうが幸せ」であり、逆に「不幸な人はお金が有ろうが無かろうが不幸」
  だという仮設を想定させられます。
  
  では、何故、お金があったとしても、生き方と幸福度がこうも違ってくるのでしょうか。

  なんでもバロン薩摩は子供の頃、将来の夢として、
  「ベネチアで世界一の美女とゴンドラに乗って月を見る」というような事を語ったことがあるそうです。

  つまり彼はロマンチストで、そして本当に女性が好きで、それはパリの社交界であろうが、
  ストリップ劇場であろうが、一緒だったのではないでしょうか。

  そして、彼は自分のスタイルを貫くことで、お金に支配をされずに、
  幸せであり続けることができたのではないでしょうか。

  もちろん、この現代社会において、お金を使わないという生活は一般的ではありません。
  借金やローンが自分の能力以上に多ければ、その支払いに追われる事になり、
  支払いの為にガムシャラに働かなければならなくなり、そのプロセスの中でお金に追われ、
  やがて精神的にも、お金に支配されていきます。

  また、お金を貯める事だけが目的になっていくと、やはり、お金に支配されていく事になります。
  
  お金はとっても大事だからこそ、そこに落とし穴があります。

  そして、いくらお金があっても幸せに楽しく充実した人生でなければ、何の意味もありません。
  このことから、人生を幸せに活きるためには、下記が重要と考えられます。

 ・幸せが先。お金は後。
 ・望むライフスタイルに関係なく、お金に支配されない、
   物理的・精神的なバランスをとること。

 
  極論すると、各々のライフスタイルにおいて経済的自由を手に入れる事が出来れば、
  その時点でお金と幸せの関係は極めて小さなものになり、究極的にはお金と幸せは関係なくなるとも
  言えるかもしれません。

  幸せに生きるという事が、いつの間にかお金にすりかわっていたら、
  バロン薩摩を思い出してみませんか?

   【参考情報】:

    ◆バロン薩摩の歴史 
    ◆ハワード・ヒューズの歴史 


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