■ 【賢者的考察】 「幸せな働き方とは」
皆さんこんにちわ。いかがお過ごしでしょうか。 寒暖の差が激しい日が続いていますので、 くれぐれもご自愛ください。 さて、今回は「幸せな働き方」をテーマに、例を交えながら 考察をしてゆきたいと思います。いうまでもないことですが、 この共存社会の中にあって、健康な成人が「働く」ということは、 今も昔も必要なことですね。 しかし、時流に伴って、「働く」ことに対し、様々な価値観や考えを 持った方たちが登場しています。 先日、こんな記事が報道されました。 ------------------------------------------------------------------------------------- ビジネス支援に特化したクラウドファンディング「ShootingStar」 第1弾プロジェクトも公開(CNET Japan) ------------------------------------------------------------------------------------- プロジェクト展開のための必要資金を、個人から捻出する「クラウド・ファウンディング」という サービスと、そのサービスが支援するプロジェクトについての記事です。 ここで注目したいのが、いわゆる「個人の台頭」です。このプロジェクトを牽引する個人は、 元NHKアナウンサーの堀潤さんという方。堀さんは以前、NHKのアナウンサーとして勤務。 しかしながら、新聞やテレビなどの取材を通してではなく、メディアにもっと一般の人が参加して もらって、自信を持って情報を発信してもらい言論空間を前進させたい」との思いから、 NHKを退職し、現在、個人から発信するサイトを運営しているとのことです。 今後もますます、このような発想をもつ方も増加してくるのではないでしょうか。 なぜなら、社会のニーズは、時に会社という組織体では実現しないこともあり、また、社会のニーズ からビジネスが成り立つということを理解し、そのビジネス感覚と視野を広げることが重要と考える方が 増えると考えられるためです。 私たちは共存社会で生きている以上、世の中のニーズというものを意識しなくてはなりません。 誰かの思いを叶えて、助けて、また誰かに助けられて、という形で共存社会が成立するためです。 そして、このニーズを意識し行動することは、本質的に、個人や会社といった規模に関係がありません。 現在のどのような大企業も、もとは小さな会社や個人事業であり、そこから社会のニーズを解決する 商材を提供し、継続し、個人が集まり、企業として成長してきたわけでしょう。 さらに、企業の成長は、業務の細分化をもたらし、いわゆる「大企業病」などを生み出し、 社会のニーズが、企業を企業たらしめている、ということを忘れさせがちです。 また未来においても、その感覚が磨かれないと、企業を取り巻く環境変化の中で、 打開策を見つけることは難しいでしょう。 だからこそ、このようなクラウドファンディングサービスを活用するなどして、 いわゆる「個人」を磨き、「働く」に繋げてゆくことも、今後の世の中で必要なことではないでしょうか。 そうすることで、日本のことを良く知っている日本人が、他国の産業よりも迅速に的確にニーズを掴んで 実現することが可能であり、最終的には産業の成長に寄与させることができるはずです。 国際社会の観点から、圧倒的に少ないとされる日本人起業家、そしてその由縁となる日本の土壌も、 いよいよ活性化してゆくような、「考え方」と「サービス」がはじまっているのではないでしょうか。 今後も激変してゆく国際社会、共存社会において、ご自身を磨くことを忘れず、 幸せを感じられる「働く」を実現しましょう。 最後に、海外で働く方からの記事(一部抜粋)を以て、今回の考察といたします。Chao! ------------------------------------------------------------------------------------- 最近自分がいくつ仕事を掛け持ちしてるのかわからなくなります。執筆活動(一応報酬あり)、 NPOの理事長、 去年の夏に刊行したばかりの雑誌の仕事...どの仕事に対しても同じ熱意で 向きあっていますが、確実に給与をもらうよりもただ働きの方が多いと言えます。 「ただで働かされるなんてダメだよ!」善意ある友人のこんなアドバイスを聞いても、 私は彼の意見に 少々納得できませんでした。私は自分が関わっているどのプロジェクトにも 情熱を傾けて取り組んでいて,(自分が稼がない限りお金は入ってこないという事実は理解しています)、 仕事と報酬の割合について あまり気にしていないのが正直なところです。 自分の中での基本的な取り決めは、生活に必要な支払いがちゃんとできて、おいしいコーヒーと 地産の肉や野菜が買えて、ほんの少しの貯えができればそれでいいということ。つまり、自分にとって 本当に素晴らしい 動機だと感じられる何かのために、余暇を使えたらそれでいいと思っているのです。 数日後にまた同じことを別の人から聞きました。「ただ働きなんてするものじゃない」...でも、本当に? ■ いや、むしろただ働きすべきじゃない? みなさんがいかにご自身のキャリアを紡いで来られ、自分の中で決めている約束事があるのかを よく理解できますし、それに敬意を払います。その一方で、無給で何かをすることの良さを挙げてみます。 ・その何かが自分にとって一番興味のある分野なのかもしれない ・「あなたらしく生きる」という情緒的な良い結果をもたらす ・ただで請け負うことの多くが、実際は採算が取れるものである もしも、生活する上で根本的に必要な支払いや食費、貯蓄などが現在の収入で賄われているのであれば、 無償で何かをやってみると良いことがあるとお伝えしたいのです。 例えば、 ■ これまでの経験では学んでこれなかった技能を学べる 助成金の申請や広報の仕事をしている方々に、よく見られるケースです。 例えば、PTA活動や地域自治会、教会の奉仕活動をするグループなどで助成金を申請する機会が よくあります。 また、小さな活動の立ち上げ当初は広報活動が必須ですが、それをプロに頼んで支払う余裕は ありません。そんな時に、「実は私ずっと学びたいと思っていました!」と声に出し、PTAや近所の 会合などで発足メンバーに名乗りをあげて、キャリアの初歩をスタートしています。 ■ 無給の仕事が、その後のポジションを得る大きなきっかけになる ある役員が、役員会でこんな申し入れをしました。「私は6カ月間常任理事として無給で働きます。 その間、自分の給与分の資金は必ず集めてみせます」。その6カ月後、ボランティアの彼は必要な 金額を助成金や寄付金によって集めました。結果的に、それは彼がいなければ集められなかった 資金だったので、自分自身の良い売り込みとなったといえます。 ■ あなたがやっていることを心から好きでいましょう タダで働く余裕があるとはいえ、住む家の無い若者たちがスタッフとなって運営しているような 地域社会への奉仕活動をする小さなNPOで、先も見えず、その分野でキャリアを積むには自分は それほど若くもなく、やってる仕事といえば皿洗いばかり...でも、その仕事で出会える人々との会話は とても楽しくて、世の中に少しでも貢献できている自分を感じられる。そんな風に感じるなら、 ぜひやってみましょう! ※原文:(http://lifehacker.com/when-and-if-you-should-ever-work-for-free-509683212) ------------------------------------------------------------------------------------- ◆ 関連記事:「個人を磨く」
日付0000-00-00 00:00:00