■ 【人生とお金】 2012年総括と2013年所信
 
  皆様、明けましておめでとうございます。 

  2013年も、人生を切り開き幸せを探求する「賢者」のみなさんと、
  明日を見つめながら今をひたすらに、生活を続けてゆきたく願っております。
  本年もどうぞ宜しくお願いいたします。

  さて昨年の2012年も、日本を取り巻く国際社会での政治迷走、経済低迷のなか、
  暮れには安倍新政権も誕生しました。期待、活路と捉えている方もいらっしゃるかもしれません。
  事実、株式市場の納会では、日経平均株価は13年ぶり年初来高値で終えました。
 
  国際社会において、日本と関係の深い米国では、オバマ氏再選しましたが、
  米国ではクリスマス前の「財政の崖」解決が困難であることが決定的となりました。

  「財政の崖」とは、米国の減税対策期限が切れ、2013年から「実質的な増税」と
  「強制的な歳出削減」のダブルパンチが起こり、崖から落下するような急激な財政の引き締めが
  起こってしまう可能性のことを示唆したものです。

  欧州圏はイタリアでは、緊縮財政を進めたモンティ首相が辞任を表明。

  米伊ともに問題の根っこは他先進国を含めて共通であります。
  つまり、一部では早くも株価は安倍バブルと言われていますが、
  歴史の転換は一夜にして何かが変わる訳ではありません。

  マヤ暦の終末論は実現しませんでした。
  人類が滅亡する訳でも、一夜にして世界に平和が訪れる訳でも、
  救世主が現れる訳でも、次元が上昇する訳でもありません。
  今日も変わらず人類の悲喜劇を乗せて地球は廻り続けています。

  このことから、日本だけではなく、世界的にも長期的に大きな問題を抱えたまま
  走り続けねばならず、根拠もなく、低迷・停滞が終わり新たな素晴らしい時代が
  始まると根拠もなく浮かれるわけにはいきません。
 
  そのような社会にあって大事なことは、
  環境や情報に振り回されることなく、
  まず各人を取り巻くある状況を自身で把握することでしょう。
 
  そして、そのなかで、どのような目標を以て、どのように実現をし、
  自身が考える幸せを得てゆくか、これが大事であると考えるわけであります。
 
  今年も、各人が出来る範囲での努力を継続し、
  2013年も主体的に前向きに進んで参りましょう。

  本年もどうぞ宜しくお願いいたします。


  平成二十五年 元旦

  大島会計事務所 所長 大島 勝

 

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