■ 【人生とお金】 「投資の神様 ウォーレン・バフェットからの手紙」vol.2
  
   今回も、著名な投資家「ウォーレン・バフェット」氏を例にあげ、
     お金を生み出している要素について考察をしてゆきます。
 
    ◎ ウォーレン・バフェット氏についてはこちら(別窓表示)
   【偉人の名言集】投資の神様「ウォーレン・バフェット」 
      
     さて前回は、バフェット氏(または投資家)と多くの日本人一般
   の方と、投資における考え方が違う例示をしました。
   
   バフェット氏は、私たち日本人が大好きな預貯金については、MMF(マネー・マーケット・ファンド)
   や銀行預金、債券といった、通貨(現金)に近い性格を持っているため、リスクであるとしています。

   また、保有している株式の株価があがると嬉しいとしますが、
   バフェット氏は、「株価が上がると損」と考えます。
   
   このあがると嬉しいという感覚は、当たり前だと思うのですが、その奥底には、短期的に利益を獲得
   したいという思い(投機)的な考え方と、長期的なスパンで利益を獲得するといった本来の投資と
   いった考え方の違いというがあると思われます。

   さらに、同じく値上がりで注目を集め続けている金に関してはこんな捉え方をしているようです。

   ■「金(きん)」は何も生まない

   この種の資産の代表格は、今のところ投資家の間で大人気の金(ゴールド)です。

   投資家は他のほとんどの資産、特に貨幣を怖がっています。
  (貨幣の価値に対し不安を覚えるのはもちろん妥当です)。

   金にはしかし、2つの大きな問題があります。使い道が限られるし、何も生みません。
   確かに、金は工業用や装飾用に使いますが、こうした需要はともに限定的で、
   新たに産出する金の供給量を吸収するほどではありません。仮に、1オンスの金を永久に
   持ち続けたところで、最後には結局、1オンスの金しか残らないのです。

   バフェット氏は次にだれかが、自分が買った値段より高く買ってくれるだろうという期待感だけで
   金に投資する危険性を指摘しています。
  
   彼は「事業や農地、あるいは不動産など、何かを生み出す資産への投資を好みます」と
   手紙では記しています。
   
   本テーマ最終回となる次回では、その彼自身の考え方にある背景に着目をしてみましょう。

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