■ 【人生とお金】 人生とお金の関係性についての考察 vol.2
   
   イキイキとした目的ある定年後の人生を過ごして輝いている人も
   いれば、そうでない方もいる。この違いはなぜ起こるのでしょう。
   前回に続き、人生とお金の関係性について、考察を深めます。

   いわゆる「イキイキ」ライフと「しょんぼり」ライフが起こる
   要因について、「ワーク・ライフ・バランス」というキーワード
   を活用して考察します。

   これは、すべての労働者に当てはまる内容です。

   平成20年度の世論調査によれば、6割の方が「ワーク・ライフ・バランス」の名称も内容も知らない
   と回答しています。内閣府としては、カエル!ジャパンというサイトを開設し、取り組んでいます
   が、認識は低く、企業に対しての奨励、また企業から社員に対しての奨励が実践されていないと言わ
   ざるを得ません。

   ここで簡単ながら「ワーク・ライフ・バランス」の概要に触れますと、「ワーク・ライフ・バラン
   ス」とは、働く者一人ひとりが、「やりがいのある仕事」と「充実した仕事以外の活動(家庭、地
   域、学習など)」を様々に組み合わせ、バランスのとれた働き方を安心・納得して選択していけると
   いう考え方です。

   1990年代初期に米国で経営戦略の手法の一つとして、考え出された概念であり、言葉の厳密な定義な
   どはないようです。

   日本においても、骨太方針2007の中にの文言が盛り込まれるなど、当時、注目を集めた考え方です。 
   全体像は、下図のようなイメージになります。


     こうした「個人も組織も満足できる成果を目指した取り組み」は、組織と個人の相乗効果が期待でき    ます。しかし、これが機能していれば、皆「いきいき」ライフを送れそうですが、実際のところ、    仕事とプライベートが充実していると実感している方は多いのでしょうか。        「充実していない」と感じる方が多いのであれば、それはなぜでしょうか。         どうやら、様々な経済・環境の変化に伴い、ご自身が望む人生について、しっかりとした見解を    ご自身で持つことが必要な時代にさしかかってきているようです。    人生を充実してすごすための要素は何があげられるのでしょうか。        次回はさらに考察を進めます。

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