■ 【人生とお金】 為替リスクとはなんでしょうか

    為替リスクとは、為替相場の変動の影響によるリスクのことをいいます。

    例えば、外貨投資を行っている場合、円安になれば円建てでの資産額は増え、
    その反対に、円高になれば資産は目減りします。

    米ドルを例にシミュレーションをしてみましょう。
    為替レートが1ドル=100円のときに、1万ドルの投資をしたとします。
    1万ドル×100円=100万円が投資元本です。
    
    為替レートの変動による影響だけを考察するために、
    金利や手数料、税金は考慮しないで計算します。

    仮に1ドル=105円の円安・ドル高になった場合、
    投資した1万ドルを円に換算すると、1万ドル×105円=105万円。
    投資元本の100万円を上回ります。

    一方、1ドル=95円の円高・ドル安では、1万ドル×95円=95万円となり、
    元本割れが起きてしまいます。

    外貨投資を行う場合には、こうした為替リスクが伴います。

    金融商品の中には、
    「為替リスクヘッジ」といった為替リスクを回避するタイプもありますが、
    運用成果は実質円のままで運用した場合と同じになります。
 
    “ヘッジあり”タイプか“ヘッジなし”タイプかは、
    自分の運用目的を考慮して選択するようにしましょう。

    (日本FP協会「くらしとお金の知識」より)

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