■ 【お金の学習情報】 FPの基礎知識学習のススメ vol.2
FPの基礎知識を持っていないことで、金銭的な意味で損をすることがある。 ここでは、実例を挙げて説明しよう。 ■ 確定拠出年金と言うお得な制度 確定拠出年金と言う制度をご存知だろうか? 確定拠出年金というのは、簡単に言うと、老後のお金を自分で貯蓄・投資するのに 利用できる制度だ。毎月お金を出してお金を貯め、そのお金を預金や投資信託などで 運用することができる。 やっていることは、銀行預金や投資信託の積立と同じことだ。 もちろんこういった事は、銀行預金や投資信託を使っても可能である。 生保の個人年金を使っても、大体同じようなことが出来る。 利用できるのなら確定拠出年金をおススメする。 しかし、銀行預金や投資信託を使った場合と、投資信託を使った場合では、投資結果は 全く違ったものになる可能性がある。確定拠出年金を使う方が、断然お得だ。 なぜなら、確定拠出年金を使うと、所得税や住民税が大幅に安くなるのだ。 どの程度所得税・住民税が安くなるかは、人それぞれ異なる。 月々の掛金やその人の所得によって、節約できる税金の額が変わってくるからだ。 感覚的には、毎年数万円から十数万円程度、所得税が安くなると思っておけばいいだろう。 老後資金の貯蓄・投資には、通常長い年月をかける。 仮に20年かけて老後資金を貯めたとしよう。 毎年5万円所得税に差が出ると、トータルで100万円の差になる。 国が推奨する確定拠出年金と言う方法をとるかどうかで、これだけの差が出るわけである。 知識の無さが原因で損をするというのは、こういう事だ。 ちなみに、確定拠出年金のメリットは、所得税・住民税の節約だけではない。 それ以外にも、節税効果がある。
今回は「確定拠出年金」を例に挙げたが、 これ以外にも、類似のケースは数多く存在する。 すなわち、お金の知識が無いことで損をすることがあるのだ。 FPに関する最低限の知識を持つことの重要性がわかっていただけただろう。 次は、お金の知識が無いことで不安になり、合理的な行動が取れないと言う例を見てみよう。 (参考:「お金の勉強をしよう」)
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