■ 【お金の学習情報】 「簿記」 学習のメリットとは
 

 
   
   簿記の技術を身につけるメリットは、「企業のお金の流れがわかる」ということでしょう。

   簿記は、パソコンスクールに通って、学んだことがすぐに活用できるような技術ではありません。

  しかしながら、簿記の知識をベースに経済の勉強を続けていくと、お金の流れから経営状態を
  イメージすることができるようになります。たとえ経理の仕事をしていなくとも、
  勤務をしているかぎり、永らく役に立つ知識になります。

 

  たとえば栄養学もそのひとつではないでしょうか?

  生活するうえでの諸々のことは、知識がなくてもどうにかなってしまっていることが多いですね。
  
   食事でも、極端な偏食さえしなければ、健康上何も問題はないと考えることでしょう。
  しかしながら、たとえばビタミンBやEの効能のことをよく知っていて、それらがどんな食物に
   多く含まれているかも知っていて、栄養価に気をつけた食事を意識しているとそうでない人では、
   やはり長い年月の間に、健康面での差が出てきてしまうのが本当だと思うのです。

   簿記の知識もそれに似ています。

   経営者ではなくても、簿記の知識があると、会社の健康状態(経営状態)がわかるようになります。
   
   そして企業は成長して大きくなっていくためには、ずっと健康な状態でなければなりません。
   自分の会社がいま風邪をひいていないかどうか、また病気になってしまう可能性がないかどうか?
   経営の様々な数字を見て、そういった健康か不健康か、判断ができる人が必要なのです。

  そのための知識は一朝一夕には身につくものではありませんが、簿記の基礎の上には、
  新しい知識がどんどん積み重なっていくのです。

  反対に、この基礎のないところにどんなに知識を積み重ねても、結局それは使える知識には
  ならないのではないでしょうか。
 
 
 
  何をするにも基礎が大事です。そして会社の経営を数字で読めるようになるためには、
  簿記という基礎知識がどうしても欠かせないのです。

  あなたが経理の仕事を希望しているのであれば、簿記知識を公証する資格は必須といっていいでしょう。
  しかし「会社の経営状態がわかる人」という見方をしますと、簿記の知識は働く人の誰にとっても
  役立つことになるのです。

  数字を読んで把握する力は、営業の仕事にも欠かせないでしょう。
  近頃は会社の利益体質を上げるために、部や課の単位で会計を行っている会社もたくさんあります。

  課として「いくら売りあがった」のかではなく、「いくら儲かったのか」を大事に、
  経営を行っているのです。その状況を把握する時に、簿記の知識が役立たないはずがありません。
 
  簿記の知識は目に見えて役立つことはないとしても、この知識がベースにある人は、
  長い社会人生活のなかで少しずつ他の人に差をつけることになります。

  繰り返しになりますが、会社のお金の流れを理解する力は、後々になって大きな財産になるのです。

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