■ 【お金の学習情報】 「簿記の実務とは」
  

 
   
    簿記の代表的な仕事といえば経理です。

  昔の経理や資格試験では手作業で元帳や試算票を作成したりしますが、
  現在はパソコンの普及のためにそういった作業を実際に行う機会は
  ほぼなくなっているといっていいでしょう。

  ですが、簿記を学ぶことでそういった作業の流れの中で数字が
  どのようにして動いているのかを把握することができます。

  また、会社の資金管理も経理の重要な仕事です。会社の予算や経営状況を見て、
  どうやって資金を調達するのかという資金繰りまで考えるのが優れた経理の仕事といえます。

  上場企業の場合、資金は株式を通じて調達しますが、
  日本の大部分を占める中小企業は銀行から借り入れるのが一般的となっています。

  そして、経理の仕事がもっとも忙しくなるのは会社の決算の時期です。
  決算の時期には税金の申告を行わなくてはいけません。

  それにともなって、節税や納税資金を調達しなくてはいけません。

  税金の扱いを担当するのは税理士の仕事ですが、
  会社のお金の流れを最も把握しているのは経理士なので、
  必然的に税務も経理に関係してくるのです。
  
  このように、企業の経理業務に直結する前提知識が簿記であり、
  企業の日々の経営活動に直結する様々な実務に携わることができます。
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